ミックスボイスを制するものが歌上手に! 声量を上げるには
どうしても、上手に高音部分がでない!地声だけで一曲通すのは辛すぎる!
カラオケでお気に入りの歌を歌っている時に、誰しも感じる壁のようなもの。
それが、裏声と地声の声量の違いではないでしょうか。
一曲まるまる地声で歌うのは、非常に難しいですよね。
声域が広い人でも、地声で声を張って歌い続けるのは至難の業です。
そんなとき、上手に使い分けたいのが裏声ですが、なかなか声が大きく出せないのが悩みどころ。
そんなあなたは、ミックスボイスで上手く歌いあげる練習がおススメです!
ミックスボイスで上手に切り替えて
ミックスボイスとは、裏声と地声の中間の音を上手くコントロールして歌う手法です。
地声と裏声の合間という意味で、ミドルボイスと呼ぶ事もあります。
音程の幅が狭い曲ならば、地声だけで歌い続けることができますが、最近の曲は全体的に高音のメロディーが多いのが特徴。
できれば音域が広い歌も自在に歌いあげたいですよね。
スポンサーリンク
でも、地声で高音を歌い貫くことは非常に難しいことです。
何より、無理して高音部分を長く歌い続けると、顎があがり気味になって喉を締め付け、声が出しづらくなってしまいます。
次第に、声がかすれて喉を傷めてしまうのです。
そこで、高音や地声よりも低い音程を歌う時に使いたいのが裏声と合わせたミックスボイスとなるのです。
裏声の声量を上げればミックスボイスでも違和感がない
裏声で歌うと、声が細くなってしまいます。
息が抜けたように聞こえて「声が高くて出せない いかにも裏声」という風に聞こえると、歌がカッコよくなくなってしまいます。
細くてモヤのかかったような裏声ではなく、しっかりとした声量のある裏声を練習すると、ミックスボイスのつなぎ目がスムーズで、滑らかに歌いあげることができるようになります。
ただ、声を力いっぱい出しても、いつもの地声と比べれば細くなりがちなのが裏声。
ミックスボイスの出し方をしっかり練習してマスターしてしまいましょう。
ミックスボイスの基本となる発声の練習方法
力強く地声を出すときに一番重要なのは声帯を開くということです。
楽に出しやすい声を更に響かせるために、声帯に余分な力をかけず、締め付けないようにすることで、長く綺麗な地声で歌うことができます。
ただ、ミックスボイスの声量を上げる特訓をする時は、この声帯を閉めるという感覚をまず身につけます。
声帯が緩んだまま高音を出すと、抜けた弱々しい細い声になってしまうのです。
スポンサーリンク
まずは、裏声を出しながら、切るように「んっ」と続けて発音してみましょう。
重要なのは、この練習を地声でせずに高音裏声で行う事。
発音の途中は息を切りながら、短く発声を繰り返していくと、強い「ん」の音がでるようになります。
この、強めの「ん」と発音した感覚が声量あるミックスボイスの出し方のもとです。
ちょっとすごんだダミ声の出し方と通じる感じで、発声練習をしてみましょう。
B’zの稲葉さんやスピッツの歌う姿を想像するとイメージがわきやすいですよ。
ミックスボイスで声量を出すための練習方法
声帯が閉まった感覚が身に付いたら、次はミックスボイスの声量を上げる練習をします。
実践するのは、声帯を閉めたまま喉を開くということですが、理屈は分かっても考えてできることではないですよね。
そこで、効果的な練習の方法としては、声帯を閉めた強めの発音「ん」から「あ」音を続けてだすことです。
切るように発声した「ん」から滑らかに声量を変えずに「なああああ」と発声してみましょう。
声を響かせるような感覚を、前へ前へ持ってくるようにイメージすると、ミックスボイスの声量が自然と上がります。
高音を歌おうとすると、なぜか声が小さくなりがちですが、地声と高音をつなぐミックスボイスをマスタすると、声量不足や高音、地声よりも低い低音も自在に楽に出せるようになり、歌が上達します。
是非トライしてみましょう。
スポンサーリンク